林野火災の予防
更新日:2025年09月25日
林野火災とは
林野火災とは、「森林、原野または牧野が焼損した火災」のことを言います。
「山火事」や「山林火災」、「森林火災」と言われるものも林野火災に含まれます。
林野火災の特徴
林野火災は、ひとたび発生すると早期に延焼拡大することがあります。また、消火のための消防隊の立ち入りが困難であることや消火用水の確保が難しいこと、広範囲の消火が必要となることもあり、他の火災に比べて鎮火までに時間がかかり、多くの人員を消火活動に必要とする場合もあります。
このほか、人命や家屋等への危険が生じることや、貴重な森林資源の焼失とそれによる土砂流出等の二次災害の危険性が高まること、自然の回復には長い年月と多くの労力を要することがあります。
林野火災の予防について
林野火災の出火原因の多くは、たき火や火入れなどの人的要因であることから、そのほとんどは皆さん一人ひとりの注意で防ぐことができます。
降水量が少なく、空気が乾燥し、強風が吹く例年1月から5月頃に多くなる林野火災は、この時期に火入れが行われることや、入山者が増加することによる火の不始末なども一因として考えられます。
「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」では廃棄物の焼却は原則禁止されており、「森林法」では森林または森林の周囲1キロメートルでの火入れには市町村長の許可が必要とされています。また、白浜町火災予防条例では、たき火など屋外での火の取扱いには消防機関への届出が必要となる場合があります。
林野火災防止のための注意点
屋外で火を取扱う際には、各自が年間を通じて次のような点に注意することが重要です。
- 乾燥、強風の日にたき火や火入れをしない。
- 火気を使用する際は目を離さない。
- たき火や火入れなど火の使用は一人でしない。
- 消火用の水を確保、準備する。
- 使用後は完全に消火する。
- たばこの投げ捨てや火遊びは厳禁。