土砂災害警戒区域等の指定について
更新日:2024年03月14日
土砂災害とは、大雨や地震などが引き金となって、山やがけが崩れたり、水と混じり合った土や石が川から流れ出たりすることによって私たちの命や財産などが脅かされる自然の災害です。
土砂災害防止法の概要
「土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律(以下「土砂災害防止法」という。)」は土砂災害から国民の生命を守るため、土砂災害のおそれのある区域についての危険の周知、警戒避難体制の整備、一定の開発行為の制限、建築物の構造規制、既存住宅の移転促進等のソフト対策を推進しようとするもので、平成13年4月1日に施行されました。
和歌山県では、「土砂災害防止法」に基づき、土砂災害が発生する恐れのある区域の地形や地質、土地の利用状況などの調査を行い、その結果を基に土砂災害警戒区域等の指定を進めています。
土砂災害警戒区域及び土砂災害特別警戒区域について
土砂災害警戒区域及び土砂災害特別警戒区域は、土砂災害防止法に基づき指定されます。
土砂災害警戒区域とは
土砂災害が発生した場合に、住民等の生命又は身体に危害が生ずるおそれがあると認められる区域であり、危険の周知、警戒避難体制の整備が行われます。
土砂災害特別警戒区域とは
土砂災害が発生した場合に、建築物に損壊が生じ住民等の生命又は身体に著しい危害が生ずるおそれがあると認められる区域で、特定の開発行為に対する許可制、建築物の構造規制等が行われます。
白浜町内の土砂災害警戒区域等について
白浜町における土砂災害警戒区域等(調査済み箇所)は、和歌山県県土整備部河川・下水道局砂防課、西牟婁振興局建設部、白浜町建設課にて縦覧できます。また、和歌山県ホームページ(わかやま土砂災害マップ)にも掲載しておりますのでご確認ください。
土砂災害の種類と前兆現象について
土石流
山腹が崩壊して生じた土石等又は渓流の土石等が水と一体となって流下する自然現象
土石流の前兆現象
- 「山鳴り」といって、山全体がうなっているような音がするとき。
- 川の流れが濁ったり、流木が混じっているとき。
- 雨が降り続いているのに、川の水が減っているとき。
急傾斜地の崩壊
傾斜度が30度以上である土地が崩壊する自然現象
急傾斜地の崩壊の前兆現象
- がけから小石がパラパラと落ちてくる。
- がけから水が湧き出してきたとき。
- がけに割れ目ができたとき。
地滑り
土地の一部が地下水等に起因して滑る自然現象又はこれに伴って移動する自然現象
地滑りの前兆現象
- 井戸の水が濁ったとき。地下水や湧水の急激な変化で、井戸の水が濁る。
- 地面が割れたり、一部が陥没・隆起したとき。
- 池や沼の水の量が急に変化したとき。