町長からのご挨拶

「視界良好」
全国各地で記録的な猛暑日が続いた今年の夏も終わりを迎え、これから本格的な秋の行楽シーズンが始まります。今年は40万人を目標に5月3日の本州で一番早い海水浴場として白良浜海水浴場の海開きを皮切りに8月31日まで海水浴場を開設しましたが、連日の例年にない猛暑の影響やお盆期間の台風7号の影響等により目標には届きませんでしたが、多くのお客様に楽しんでいただきました。7月、8月の宿泊者数については、対前年比107%でコロナ禍前の令和元年の約96%まで回復しました。
5月に新型コロナウイルス感染症が2類から5類に移行され、行動制限のないコロナ禍前の状況が戻りつつありますが、まだ油断はできないと考えています。今後の成り行きを注視したいと思います。秋以降のイベントや行事については、できる限り実施できるようコロナの感染状況等を見ながら判断しなければなりません。秋から新型コロナウイルスのワクチン接種が始まります。接種はあくまでも任意ですが、対象となる方には順次ご案内いたしますので、希望される方は申し込んでください。
デジタル田園都市国家構想の一員として参画してきました「デジタル田園都市国家構想」実現会議は本年8月まで計14回の会議が行われました。町としてDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進により持続可能な社会の実現に向けて取り組んでいくとともに、テレワークやワーケーションの事業を強化していくことにより、転職なき移住の実現に向けた取り組みを継続していきます。3年以上続くコロナ禍の中、ようやくトンネルの向こうに明かりが見えてきました。町の未来は「視界良好」だと思います。ウイズコロナ、ポストコロナを見据え、感染症対策と経済対策、観光施策、防災・減災対策、福祉施策等に取り組み、「住んでよし、訪れてよし」のまちづくり、「世界に誇れる観光リゾート白浜」の実現に向け、更に邁進したいと考えています。
2023年9月吉日
